
ドコモがつながらない「パケ詰まり」は300億円投資で解消するのか。利用者離れ防ぐスピード感ある対策に期待(石野純也)
ドコモが“パケ詰まり”の解消に苦戦しているのは、本誌でもたびたび取り上げています。コロナ禍終わりの人流の変化を読み切れず、一部エリアでトラフィックが想定を上回ってしまったことや、都市部の地形変化に追従しきれずチューニング不足に陥ったことがその理由。 政府の方針転換もあり、同社が「瞬速5G」と呼ぶ新周波数帯の5Gエリアを十分広げきれていない点も、根本的なキャパシティ不足の要因です。 春ごろからSNS等でパケ詰まりを訴える声は増え、ドコモもついに対策に乗り出しました。 7月には、東京都の渋谷、新宿、池袋、新橋といった超高トラフィックエリアの対策完了を発表。山手線の渋谷駅構内など、局所的に残っていた