ヒト型よりも高速に荷物運搬する「自己バランス型ロボット」、独Fraunhoferが開発中
近年、テスラや米Amazon、Apptronikといった企業が、工場や物流センターで活用するためにヒューマノイド(ヒト型ロボット)を開発している。だが、今の段階におけるヒト型ロボットは「荷物を持ち上げ」「運び」「所定の位置に置く」以外のことをほとんど行わないと考えられる。 とすれば、この3つの動作だけに単純化したロボットを開発するほうが、多関節活複雑な姿勢制御を必要とするヒューマノイドを作るよりも効率的かもしれない。独Fraunhofer研究所は、そんな考えを具現化し、荷物を挟む腕と走行する車輪を備えた、2本の足で自己バランスするロボット「evoBOT」を開発している。 evoBOTは自動的に