「うるう秒」廃止の流れに対し、半世紀に1度の「うるう分」提案へ
米国立標準技術研究所(NIST)の時間および周波数部門のネットワーク同期プロジェクトを率いる物理学者ジュダ・レヴィン氏は、2035年までに廃止(または現在の方法での施行を廃止)される見込みとなった「うるう秒」に変わる地球の動きと現在の時計の誤差の調整手段として、新たに「うるう分」を提案する意向を明らかにした。 うるう秒は、実は一定でない地球の自転速度によって定められる時刻と、原子時計によって定められる標準時とのズレが次第に大きくなるのを防止するため、そのズレがプラスマイナス1秒に達する場合に、原子時計の時刻を1秒前後させて調整する取り決めのこと。 ただ、このうるう秒の調整は、いまやあらゆるもの