NASAの観測機器が750か所以上の温室効果ガス発生源を特定
2022年7月にISSに送られた地球表面鉱物ダスト源調査(EMIT)機器は、当初の用途範囲を超えてさらなる能力を発揮している。 EMITはもともと、宇宙空間から地球表面を見下ろし、そこにある10種類の主要な鉱物の分布図作成と、これらが地球の気候にどのような影響を及ぼすのかを調査することが目的だった。だが科学者らは、この画像分光機器が取得したデータから、メタンなどの温室効果ガスの発生源を特定できることに気づいた。 そして現在、このデータは地上の埋め立て地、農地、石油・ガス施設などからのメタン発生源を含む、750を超える温室効果ガス排出ポイントを特定するためにも使われている。 EMITの観測では、