ボイジャー1号、観測データを地球に送信できない不具合発生。即時の解決策なし
12月12日、NASAは星間空間を探査中のボイジャー1号に、重大な問題が発生したことを明らかにした。ボイジャー1号には3つのコンピューターシステムが搭載されているが、そのうちのひとつであるフライトデータシステム(FDS)が、この探査機に搭載されるサブシステムのひとつ、テレメトリー変調ユニット(TMU)と適切に通信しなくなり、観測で得た科学データを正しく地球に送信できなくなっているという。 FDSは科学機器からのデータだけでなく、宇宙船が正常に動作しているかをチェックするエンジニアリングデータも収集する。そのため、TMUが正常に動作しなければ、NASAはボイジャー1号の状態を把握することもできな