電気刺激で植物の成長を速める「eSoil」。大麦では1.5倍の促進効果
スウェーデン・リンシェーピン大学有機エレクトロニクス研究室の研究者らが、電気を流すことで植物の成長が平均1.5倍になるという水耕栽培用導電性ポリマー「eSoil」を開発した。 eSoilはセンサーやOLEDディスプレイなどに使われているPEDOTと呼ばれる導電性ポリマーに有機物を混合したもので、研究では大麦の苗に15日間にわたり0.5vの電圧をかけたところ、その根が刺激を受けなかった苗に比べて記録的な成長速度を示すことを発見した。 研究者によると、この刺激の効果は「安定的」かつ「一過性」のものだと述べている。ただ、電気によって「刺激された植物がより効率的に栄養素を処理できることはわかったものの