現在は行われていない治療でアルツハイマー病に「感染」した可能性。5つの症例が報告
認知症のアルツハイマー病は、アミロイドβタンパク質によって引き起こされることがわかっている。また、まれに遺伝子の欠陥が原因で発症することもある。 しかし、1月29日付けのNature Medicineに掲載された、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)の研究チームによる論文では、医学的に後天的にアミロイドβタンパク質が伝達されたために発症したとみられる、生きている人間のアルツハイマー病の証拠が報告されている。 まず理解しておくべきことは、この研究報告がアルツハイマー病が感染性であることを意味するものではないということだ。健常者がアルツハイマー病患者と接触したとしても、それでアルツハイマー