木造人工衛星「LignoSat」今夏打上げへ。再突入時の汚染物質発生軽減に期待

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木造人工衛星「LignoSat」今夏打上げへ。再突入時の汚染物質発生軽減に期待

京都大学は昨年、国際宇宙ステーションで10か月にわたる木材サンプルの宇宙暴露試験を完了した。これは研究開発中の人工衛星「LignoSat」の骨格となる木材を選定するための実験だった。 実験に使用された木材はヤマザクラ、ホオノキ、ダケカンバで、宇宙での暴露実験から持ち帰られた木材は強度試験や元素組成、結晶構造の分析などが行われ、最終的にマグノリアとも呼ばれるホオノキ材が、特に割れにくく高い安定性を示したことから、LignoSatの機体に使用されることが決まった。 元宇宙飛行士で、現在は京都大学大学院総合生存学館SIC有人宇宙学研究センターで宇宙開発に関わる研究を行っている土井隆雄氏は「地球の大気

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