宇宙で最も明るい天体が発見。正体は1日に太陽1個分を飲み込むブラックホール
オーストラリア国立大学 (ANU) の天文学者らがNature Astronomyに発表した新しい論文によると、太陽系から約120億光年以上離れた場所にあるクエーサー「J0529-4351」はこれまでに発見されたなかで最も明るい天体であることがわかったという。 このクエーサーは、太陽の170億倍または190億倍の質量で、周辺の物質を1日に太陽1個分ずつ取り込んで急成長している超大質量ブラックホールを中心に据えているとのことだ。 ブラックホールは一般的に、その強い重力で光をも引き寄せて逃がさないとされている。クエーサーJ0529-4351の光源は、ブラックホールの周囲に直径7光年の大きさで形成さ